概要
1)円滑な各科連携に基づく集学的かつ高度な母斑症診療の提供
- 母斑症は、体の全部あるいは、一部に、遺伝子変異が生じることにより、皮膚に加えて臓器(内臓)にも症状を起こす生まれつきの体質(先天性疾患)です。母斑症の一部には腫瘍を生じるものがありますが、その多くは、良性腫瘍です。症状のある部分の治療により、患者さんの生活の質の向上が期待されます。
- 母斑症を持つ患者さんは、症状によって複数の診療科にかかる必要が出てきます。その際には、当該科の専門医師が他の診療科と密に連携しながら外来および入院診療を担当いたします。
2)臨床・基礎研究への展開
慶應義塾大学病院母斑症センターは、母斑症の臨床・基礎研究を推進し、新しい治療法の開発に寄与することを目指します。
3)次世代の医療従事者の育成
慶應義塾大学病院母斑症センターは、診療や、研究を通じて、母斑症の診療や研究に精通した次世代の医療従事者の育成に貢献します。